3/2(水) 晴れのち雨

7時に起きる、ともう陽がだいぶあがっているので今日も晴れたと思って洗濯をする。と思ったら天気予報が夜から雨というので、今日は二日干しっぱなしはダメだ。帰ったら取り込まないと。

出社して仕事。これ着たら派手かな…と思っていたセットアップを思い切って着ていく。何人かに春らしくていいですねと言ってもらい、着てみてよかった!と思う。私も素敵だと思った服は積極的に素敵と伝えていきたい。

仕事中、何杯かカフェラテ的なものを飲んだけどいつもよりおいしく感じられない。苦く、刺激が強く感じる。今の私はカフェインがあまりいらないのかもしれない。

家に帰る前に、スタバに寄って脚本の構成を進める。やっているうちに参考として「キューティー・ブロンド」の構成を分析したくなり、夕飯の後に逆バコ起こしをした。何度観ても、この映画はいつでも元気をくれるし、メッセージってこういう伝え方すると深く伝わるんだって教えてもらう気持ちになる。ブロンドのエルの心の奥底にあるものに触れた時、それはブロンドであろうがなかろうが、誰の中にもある純粋な一番核の気持ちなんじゃないかと思う。本当の自分でいたい、という気持ち。ピンクの服でキメて、ブランドをなびかせて勝訴を勝ち取るエルは、軽やかでこうあらねばならないなんてものからは自由でとても素敵。何回も観ているけど、今回特に胸に響いたのは、法学でも恋でもライバルだったヴィヴィアンがエルの部屋におずおずと入ってきて「私、あなたを尊敬するわ」と言うシーン。エルがどんなに嬉しかったろうって自分のことみたいに幸せに感じるシーン。この二人に名付けられない何かが生まれたなと思うと尊い。構成のヒントももらえたので、明日はこれも参考に進めてみる。

そういえば、今日の帰り道はちっとも寒くなかった。春がきている。

寝る前に久しぶりにストレッチをする。ワクチン打った腕がいつのまにか痛くなくなっている。夜ベッドに入るまで、ウクライナのことを忘れていた。

今日観たもの「キューティー・ブロンド」「鎌倉殿の13人⑦」「おそ松さん3-1」、今日読んだもの、長田弘「詩人であること(読み始めた)」、「帰ってきた 日々ごはん⑩」。

3/1(火) 晴れ

朝、6時に起きる。お昼に食べるおにぎりの用意をして、出かける。

出社前に、脚本をやろうと思ってスタバに入る。始める前にツイッターを開いたら、ウクライナのアーティストの作品が所蔵された博物館が消失したかもしれないというニュースをみて、そしてそのアーティストの絵がこの世の明るいものを全部集めたみたいな絵だったから、涙がボロボロ出てきてしまう。そこにその絵があると知ってても爆弾って落とせるものなんだろうか。その絵だからってことはないけど、それはただの絵じゃなくて、描いた人の気持ちとか見た人の気持ち、これから観る人の気持ちもみんな込められてるものなんだと思う。こんなに明るい絵だからその気持ちもきっと明るい色をしたものだったんじゃないかと思う(本当のところは知らないけど)。それが燃やされてしまったことが悲しい。燃えないで残っているといい。そんなことを考えていたら、私は誰であれ他人が、誰かの自由を奪ってしまうことが本当に許せないと思った。自由に生きることは自由な環境でだって難しいのに、人の生きたい!死にたくない!怖い!って気持ちをダシにしてその人から自由を奪うなんて最低最悪のことだ。人の明るい気持ちをとってしまうなんて、してはいけないことだ。

仕事して帰宅。夜は残り物で焼きうどんをつくる。食べた後「カサブランカ」を観る。物語の本質の勉強シリーズということで。これは自分の大切なもの(通行許可証)を差し出すかわりに、信念に生きるという自分を取り戻す物語だと頭に入れてから観ると、確かにそうだった。昔見た時はとにかくめちゃくちゃカッコよかった素敵な映画という感想だったのだけど、改めて見ると主人公リックの迷い、取り乱すところとか、イングリットバーグマンのあんたどっちやねん!という姿も人間らしくてとてもいいなと思った。ラズロは初志貫徹していて、リックがそれを受けて変わっていくのもわかった。このタイミングで観ると、ドイツ国歌に対抗してラ・マルセイエーズを歌い出すシーンが胸につまる。現在進行形でこういう気持ちの人がたくさんいるんだと思った。きっと、ウクライナにだけじゃない。紛争、弾圧、侵略、そういうのがある全てのところでだ。

疲れて1時過ぎに眠る。クタクタになって寝るのは久しぶりで、少し嬉しい。

今日観たもの「カサブランカ」「ミステリと言う勿れ⑧」、今日読んだもの「長い一日」(読了)「帰ってきた 日々ごはん⑩」(お風呂で)。

2/28(月) 晴れ

起きたらスッキリしていた。ダルくもないし、今日は元気に動けそう。お茶の用意だけして会社へ。今日は暖かくなるらしい。昨日ずっと家にいたのでわからなかったけど、昨日もどうやら暖かったらしい。だんだん春になってくる。二月も気づいたら最後の日だ。しばらく着ていなかったジャンパーを着て出かける。厚手のコートじゃなくてもしのげそうで。

昼休みと移動時間の仕事の合間に「長い一日」を読む。もうすぐ終わりそう。この本を読んでいると、自分の頭の中の会話に敏感になる。一つのものを見て、連想に連想が広がって気が付いたら最初見ていたものとは全然違うことを考えていることがよくあるけど、この本はそんな旅を一緒にしているような時間。滝口さんの本は初めて読んだけど、他にも読んでみたい。毎日の中で自分がたくさん思う色々なこと、その積み重ねで毎日はできている。なんでもない描写に胸が締め付けられるような文章がいくつもあって、見つけるたびに本の耳を折っている。「ここはためになる!」じゃなくて、こんなふうに胸がキュっとしたところの本の耳を折るのは、なんだかずいぶん久しぶりのことのような気がする。

夜は昨日作ったポトフ、うるいのおひたし、ごはん(ふきのとうのオイル焼きと)。本当はもう一品と思って買い物して帰ろうとしたけど、これで十分おなかいっぱいになった。お酒は飲まないで、夜は脚本をやる。大きなシートにふせんを並べて貼っていく。こうして並べるとどこが足りていないのか、私は何が分かっていないのかがハッキリしてくる気がする。いったいこの作品は書き上がるんだろうか。ずっと途方もないことをしている気がする。

お風呂に入って寝る。

今日観たもの「ミステリと言う勿れ⑦」、今日読んだもの「長い一日」。

2/27(日) 晴れ

ワクチンのせいかカラダがだるくて、一日中寝ていた。前2回はモデルナで、今回はファイザーにした。掛け合わせた方が強くなると聞いて、どうせなら強くしておきたいと思って。モデルナの時はすんなり悪寒と熱が出る感じで、汗もスッキリと出てきたんだけど、ファイザーは確実にダルいが、ぼんやりした体調の悪さという感じで、それでも何もやる気にはならないから、動かないでいる背徳感が大きかった。もう何をしたか覚えてないくらい、何にもしなかった。熱は一番高いときで、37.5くらい。

夕方に、ポトフだけ作って食べた。食欲なかったけど、食べられる。

そういえば、「SHERLOCK」を観ていたら、前回全部見た時には気が付かなかった(というかなかったと思うんだけど)第3シリーズの4話目を発見。コナンドイルの描いたシャーロックの時代でのシャーロックの話。今のチリチリ頭のシャーロックなカンバーバッチも素敵ですが、オールバックでばっちりキメたカンバーバッチも素敵だぁと思って観る。

夜に寝る前にお風呂だけ入る。あったまるだけ。汗をかきたい気持ちだったから入ったけど、汗はあまり出てこなかった。本当はワクチンとか、しないで済むならしないほうがいいのかな、とちょっと思う。「風邪の効用」とか「似合わない服」を最近読んだので、自然のままにしておきたいという気持ちが出てきているんだと思う。でもそういう気持ちで打つのが一番良くなさそうだな。打ったらこれはいいことだって思っておいた方がなんにせよ、良さそう。

とにかく私は最近、寝過ぎ&休みすぎだ。

今日観たもの「SHERLOCK」。

2/26(土) 晴れ

目が醒めて梅干しスープとおかゆを食べたら眠くなってまた寝てしまう。おきたら14時過ぎ。お腹が空いてピザをとって食べる。最近ことさら忙しかったわけでもないのにすごく眠たいし、なんだか今日は体が全然動かない。

インスタを見ていたら、COWBOOKSの投稿が流れてきて、長田弘さんの本が紹介されていた。長田弘さんは、私が一番信頼している書き手の人だ。もう亡くなってしまったけれど、亡くなったニュースを聞いたときは、自分の良心を亡くしたような、心もとない気持ちになった。一度もちゃんと足を踏み入れたことのないCOWBOOKSに行ってみたくなり、でかける。

中目黒では、みんな気持ちよさそうに散歩をしていた。COWBOOKSは磨き抜かれた埃という感じの時間が流れていてとても心地良い場所だった。隅から隅まで本を眺めていく。長田弘さんの本を2冊買った。

中目黒の空の低い場所を旅客機が飛んでいく。最近は飛行機が前よりも街に近い処を飛んでいる気がしてハッとすることがある。その飛行機を見てまたウクライナのことを思い出す。もしあの飛行機から爆弾が落とされていたら。目黒川沿い一体がすごいことになって、私も死んでしまっているかも、と思う。

スーパーによって買い物。買ってきたうるいでおひたしを、ふきのとうでオイル焼きをつくる(これがめちゃめちゃおいしい)。そのあとは3回めのワクチンを打ちに近所の体育館へ。夜8時とかにみんなで体育館にいるって変な感じだった。色々な人が働いてて頭が下がる。帰宅してバナナパウンドケーキを焼いて、寝た。

2/25(金) 晴れ

今日はテレワークのつもりなので、朝、きのう入らなかったお風呂に入る。入りながら、radikoで昨日の「Session」を聴く。この日の特集予定は変更され、番組はウクライナ一色。

脚本は付箋を使って構成を考えはじめる。こういうことが起きるだろう、こういう状態だ、ということを、ひとつひとつ付箋に書いてペタペタやる作業。だんだん楽しくなってくる。

そのままテレワークに移行するつもりだったけど、肝心の企画書を会社のパソコンに忘れてきており、出社。会社でミーティングをしながら、私たちは今商品の売上がどうのこうのとか言っているけれど、今こうしている間にも、ウクライナにはどうなるかわからなくて怖い思いをしている人がたくさんいるんだよなと思う。ウクライナの人たちって、普段の生活とか仕事とかどうしているんだろう。ビジネスマンは会社に行っているんだろうか。もし日本で戦争が起きていたら、わたしはやっぱりいつも通り会社に来て働くんだろうか。この商品をどうやって買ってもらうとか、考えるんだろうか。戦争中にそういうことに意味があるのか。受け止めたくないけど無視できない、起こってしまった戦争を前に、いつも通りの暮らしをしようとすることで抵抗するんだろうか。やっぱり翻弄されてしまうんだろうか。わからない。ツイッター上ではウクライナに住んでいる人のツイートも流れてくる。ただただ、無事を祈ることしかできない、無力だなと思う。

夜は、久しぶりの先輩と後輩の子と飲みに行った。コロナも戦争もないみたいに飲み屋は賑やかで、ご飯は美味しくて、ビールもおいしかった。色々忘れておいしいな!と思ったり、楽しく笑ったりして、ふとウクライナのことを思い出すと、ごめんなさいという気持ちになる。私がごめんなさい、なんて思ったってなんの意味もないことは分かってるけど。やっぱり何度考えても、自分にできることをやるしかないんだ。

2/24(木) 晴れ

朝髪を整えていたら、ピヨっと短い白髪が生えていることに気づいた。とうとうきた!白髪ってどの年齢になったら生えるのかなと思っていて今日だった。34歳と20日、白髪記念日。これまでも何回か生えたことあるけど、今日のは自分の中で受け止め方が違った。これがなんか白髪の始まりだ!という気持ち。白髪見て、自分の肌を見てたらなんか泣けてくる。これかも一緒にがんばっていこうねえ、という気持ち。わたしはもう、若くない。老いてもないけど。一瞬一瞬を味わい尽くして生きていきたい。楽しめるのはいいことだし、そうじゃなくてもし悲しいこととか辛いことがあったとしても、それもちゃんと受け止めて生きていきたいなぁと思う。やりたいと思ったこと、作りたいと思ったもの、ぜんぶ形にしていきたい。と思った白髪記念日だった。

仕事中にふとツイッター開くとまさか、なことをみんなが呟いていてYahoo!ニュース見に行ったら本当だった。ウクライナ、まじか。この話題が出てきてから全然時間経ってないし、戦争にまじでなってしまった。こんなふうに始まってしまうんだ。なんでプーチンがそんなことするのか理解できてない。NATOのニュースの時からなんで抵抗してるのか謎だった。

仕事してるうちに戦争のニュースのことは自分の中で小さくなってやがていったん忘れた。夜は、今日ずっと楽しみにしていた近所の行きつけに食事に行く。今日はそこにやたらおしゃべりな二人組のお客さん(男女)が来ていて色々話しかけられる。私は1:1で話すのは嫌いじゃないのだけど、相手が2人以上になると、気持ち的にどっち向いていいか分からなくなってしまうので苦手だ。でも、自分とは全然違う快活な人たちで、周りにいないタイプだったのでなんだか新鮮で、新しいことを体験した気持ちになった。

家に帰ったら寒くて耐えられず、お風呂にも入らないでそのまま寝てしまう。湯たんぽはつくった。

今日観たもの「鬼滅の刃 遊郭篇」、今日読んだもの「長い一日」。