3月30日(火)くもり/だいぶあったかい

高山なおみさんの「きえもの日記」をずっと読んでいる。(さっき読み終わった)

こんなにもりもり働く高山さんを日記で読むのは初めてかも。

「帰ってきた日々ごはん」の高山さんをお手本にして「こころに正直に」やってみようとここんとこずっとやってたから、がんばりすぎるということがずっとなかった。

なんとなく頭でこころのままにやると、無理しすぎてがんばるってないよなぁと思っていたけど、もしかしたらそれだけじゃないのかも。

こころに正直にめちゃくちゃがんばるってときもあるんだなと思った。

それで今日はそう思った最初の、自分のがんばりたい日だった。

 

昨日まであるあるコピーの提案を詰めていて、そんで今日はアイデア出しの打ち合わせが2つあった。

でもなんにも考えられてなかった!今日になるまで!

だから今日はがんばらなきゃいけない日だった。

 

でも全然、時間が足らなかったなぁ。

考えているけど、潜りきれていない感じ。

でも、本当に思ったことだけを考えとして伝える、ということはできた。そのアイデアが面白いか面白くないか、はおいておいて。

何よりも嬉しかったのは、ちゃんと話を聞いてもらえたこと。

何か芽があるかもしれないってはなしを聞くことは、人に嬉しい気持ちを渡すことができるのかもしれない。

真ん中で考えたことだから、真ん中で受け取ってもらいたいんだ。

 

「面白い」は難しい。

「面白い」は、理由がすぐにわからないものと、理由がないとずっと立っていられないものもある気がする。

あきらめないで、手を伸ばしていたいな。

人の心にふれるっていうこと。

面白いも、エモいも、色々あるんだと思うけど。

 

帰りには、明日やめちゃう部長にあげるプレゼントをキンコーズで印刷した。

昨日も印刷したけど、サイズを測らなくて失敗したから、今日はサイズを図り直して出直し。

さっきアルバムに全部挟んでできたところ。

 

キンコーズのあとは、家にまっすぐ帰るつもりだったけど、おうちの近くのワイン屋さんに寄っちゃった。

表の電気はついていなかったけど、人が一人しかいなかったので。

ホタルイカとキャベツのアンチョビ炒めがあったので、それを頼んだ。

今年はまだホタルイカを食べていなかったので。

マダムからは、パスタじゃないの?と驚かれた。

パスタも食べた。トマトとモッツァレラのパスタ。幸せめいた味!

そのあとお客さんがもう二人きて、そのうちの一人の女の人になんだかとっても褒められてしまって、ちょっと居心地が悪くなる。

でも、嬉しい。

そんなふうにまっすぐに褒められることなんて、ないから。

私のことを素敵だと言ってくれたけど、私にはそんなふうに初対面の人に伝えることができたり、おいしいワインの飲み方を一緒に来ているひとから教わって素直にふんふんって聞けるその人もとても素敵だと思った。言えなかったけど。

こんど、二人で会うことがあったら、伝えてみよう。

 

そういえば今日、帰り道の途中胸がキュンとしたのだった。

いやだなぁという気持ちのキュン。

それは、昔散々進んで味わった「いやな予感」の寄せ集めの化石みたいなやつをもう一度取り出したからだ。

そのときに思った。

本当に嫌なことが合ったからじゃなくて、嫌なことが起こるかもって身構えることは、嫌なことの経験を増やすようなもんだ。

あれはイヤだったなぁって引き出す思い出を勝手にひとつ増やしてる。

思っちゃうのは仕方ないかもしれないけど、でもなんか損してる。