12/8(水) 雨

おじいちゃんが亡くなった。先月あとひと月という言われ方をしていたから、覚悟はできていたけど、今日危篤と聞いてから、亡くなったという連絡をもらうまでが早かった。自分でも思ったより胸にズシンと来る。書いてて泣けてくる。このおじいちゃんとの思い出は先に亡くなった他の祖父母に比べてずっと多いのだ。両親の親の中では一番最後までおじいちゃんで居てくれた長生きの人。ロードバイクで80近くなるまでグイグイ走ってたおじいちゃん。若い時は泥棒を捕まえたりしたこともあったらしい。わがままなおばあちゃんにとことん付き合って、我慢強かったおじいちゃん。ひょろっと細長くて、若い時の写真はフィリピンの人みたいに顔が濃かった。人としてとっても尊敬できる、大好きなおじいちゃんだった。

今年に入ってからはだいぶボケがひどくなるときもあって、私が「はじめて自分の書いた脚本がドラマになったんだよ!」って絵葉書を送ったときには、ほとんど同じ内容の返事が2枚きた。両方とも、私のことを絶賛していた。それが、おじいちゃんとやりとりした最後になったな。実際に最後に会ったのは、夏におじいちゃんちに行って、帰り際にベランダから手を振ってくれたとき。それが最後だった。他のおじいちゃんやおばあちゃんは、最後に会ったときのことをよく覚えていない。怒られたり、なにか否定的なことを言われることが全くなかった。いつも褒めてくれて味方でいてくれた。優しくて立派な人だった。人が亡くなって悲しい、というのはただ受け入れるしかない悲しいなんだな。これをバネに!とかそういうのじゃない。

一緒に仕事をしている人たちに、明日あさって休みの連絡をしてまわる。みんな、気遣ってくれる。普段は返事がこない営業も、すぐに返事をくれた。

そのあとはなんだかぼうっとしてしまい、色々と身に入らず、スタバで1時間ちょっとパソコンの前に座ってたけど、おじいちゃんのことを日記に書いて泣いて終わった。また、考えてることがつまらないから書けないんだ病に襲われる。

23時過ぎにツイートしなきゃいけない仕事があったけど、寝過ごしてしまい、夜中の3時半に起きてこっそりツイートした。