12/18(土) 晴れ

二度寝して、朝は布団の中で「羊をめぐる冒険」を読みすすめる。お昼にかけて用事があるので、おなかが減らないようにおもちをたくさん入れた里芋の雑煮を作って11時くらいに食べる。このおもちは、神式のおじいちゃんのお葬式の祭壇にかざってあったものをみんなで持って帰ってきたやつ。私もちょっともらって冷凍しておいた。お雑煮を食べたらカラダがポカポカしてくる。

用事のあと「羊をめぐる冒険」を読み終わる。ああ、面白かった。ブクログに感想を書こうと思って調べたら、2007年(大学生のとき)に一度読んでいた私の感想が出てきた。

意味が分かりません。正直理解不能です。悔しいような、それでいいような、分かってはいけないような。ていうかそもそも意味なんてないような。ただただ、やめられないような、そんな本。

と書いてあった。なんだ、その感想笑。2021年の私にはとてもおもしろい本でした。形而上的な意味は相変わらず分からなかったけど、でもそのことを今の私はなんとも思わなかった。それよりも最後に主人公が2時間泣いたことが心に残る。

村上春樹の本をずっと読んでいたくなってしまって、いつも図書館で借りるんだけど、次の長編「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の上下巻を買ってしまう。その本を携えて、どうしても食べたくなったグラタンを食べにいく。でもグラタンのお店はなかなかみつからなくて、エビドリアに。このドリアがまた表面よりしたはリゾット以上に液体感があってうーん・・・と思ったけど、これはリゾットなんだと思って食べた。

そのあとはTCC試写室でリチャード・フライシャーの「絞殺魔」と「夢去りぬ」を見る。このあいだ「10番街の殺人」をみてとてもおもしろかったので。「絞殺魔」は直前に飲んだビールのせいで一瞬寝落ちてしまう。おしいことを。でも昔見てたのに全然覚えてなくて、かなり面白く見れた。「夢去りぬ」にいたっては一瞬だった。ほんとうにあっという間に終わってしまった。これも相当面白かった。いわゆる普通のミステリーじゃないミステリー映画。お話ではなくて、人物に立脚したものがたりの組み方だとこういう構成になっていくのかもしれないなと思う。

脚本は書かなかった!用事のあと、フライシャーを見るまでの間に書こうと思ってたんだけど、思ったより時間がなくて、ドリア食べて終わってしまった。やっぱり、休日も朝書くことを決めたほうがよさそうだなと思う。