1/10(月) 曇りときどき晴れ

昼から映画を見に行くことにしていて、脚本を朝家で書くか、自宅の最寄りの駅近くのカフェで書くか、映画館の近くのカフェで書くか悩む。そのうちに、なぜか頭の中が「スパイスカレーを食べたい」という気持ちに支配されていてどこで食べるのか何時から食べるのかということに気を取られ始める。果ては、もしや自転車で映画館の方まで行くのあり?とかも考え出し、一番肝心の脚本を書き始めるところになかなか進まない。結局、自転車はやめて、電車で高円寺に行って、高円寺のプロントで作業して、それから青藍というスパイスカレー屋さんに行き、ポレポレに映画を見に行くというルートに決める。

高円寺のプロントは暖かくて作業しやすい。虎之介の物語、何か大事なことを取りこぼしているような気がしてスッキリと進んでいかない。虎之介の一番大事な気持ちを掴めていない気がしてくる。結局虎之介のシーンをすっ飛ばして、演劇部の練習に行かない春太の方を描いた。この作業をしているときに、ふと修行の方法を思いつく。私は構成から考えるというのを今までちゃんと挑戦したことがない。でも、人物の気持ちを映画に落とし込んでいくためにはたぶん構成ってすんごく大事だ。するっと書けてしまうときは、意外とこの構成が自然に出来上がっているような気もする。これをもっと自主的にできるようにしたい。今はのるかそるか!って感じだから。それで、まずは好きな映画の構成を起こしてみる。そんで、その構成を骨にして、その構成から新しい企画を考えていくという修行方法はどうだろうと思ったのだ。これなら構成の勉強もできるし、企画もできて一石二鳥では!そんなうまくいくか分かんないけど始めてみようと思う。

で、カレーを食べに行ったけど整理券必要なやつですぐに入らなくて断念。結局そこいらをウロウロしたけど、ポレポレ坐でキーマカレーを食べた。おいしかった。

今年一発目の映画館映画は「春原さんのうた」。ある短歌を原作にした映画で、私はその短歌を見た時に、宛て所尋ねあたりませんのハガキを受け取る方じゃなくて、宛て所尋ね当たらないその本人の方の話で、ある事情で行方を誰にも告げずに消えた春原さんの話だとなぜか勝手に思っていたので、主人公のもとに色々な人物が訪ねてくるのをああ見つかっちゃった!という気持ちでみていたら、そういう話ではなかった。春原さんがありありと在るのが、主人公の沙知には本当なのだろうと感じる。実は途中何度かうとうとしてしまったので、もう一度観たい。

夕飯は、ツナアラビアータ、水菜とわかめのサラダ、パセリとにんにくのふわふわスープ。