2/2(水) 晴れ

1日日記を書かないと、もう昨日がどんな日だったか忘れてしまう。

昨日は脚本で嬉しいことがあった。木曜日の虎之介のところまで書き終えて今、ハコに分解して構成を整理し直そうとしてるんだけど、ここへきてようやくテーマのようなものが見え始めた気がする。テーマって本当は一番初めに見つけたいのに、私はいつも遅い。昨日見つけたかもしれないそれは、たぶん、「ぜんぶ、1回キリ」ということだ。高校生活って、永遠に続くような気もしていて、その一方でいつか必ず終わりが来ることもどこかで知っていて、その間にある毎日は全部1回しか来ない1日だ。彼らの毎日がそれでも楽しそうで、その1回きりしかないことが、切なく感じてもらえたら…だってそれは、その日々がずっと続いてほしいと思えるくらい愛おしいものということだから。そういうことじゃないだろうか。

今日は、そのテーマを持って今の脚本をハコに起こした。ハコに起こすと何度も同じようなことを言ってるシーンがあったり、何のためのシーンか分からなかったりして、そのシーンの本質をよく考えないで書いてるなぁと感じた。落ち込みそうになるが、とどめる。

脚本の後は掃除。両親が物を届けにうちに来てくれるので。鍋と、おじいちゃんの家から発掘した卵焼き用の四角いフライパンみたいなやつを受け取る。3人でサンドイッチを食べる。帰ってしまったあと、なんだか寂しくて泣いた。辛いなっていう寂しい涙じゃなくて、二人のことが大好きで寂しいなという感じの涙だった。なんと言い表したらいいか分からない気持ち。誕生日が近いので、もう結婚しなさいよと言われて、今まではなんか反発していたのだけど、結婚しようかなという気持ちになる。できるかは置いておいて。

そのあとは、仕事であちこち移動して、みたら今日だけで1.1万歩ほど歩いていた。なんだか疲れてすぐに寝てしまった。

夜は、ブロッコリーのスパゲティ、玉子とパセリのふわふわスープ。