3/7(月) 晴れ

脚本を書きにスタバに寄るが、「ヒポクラテスの誓い」が最後のいいところまで来ていたので我慢できずに読んでしまう。スタバでは店員さんに「おうちでコーヒー飲まれますか?」と聞かれた。はい、と答えたら、紙の小袋に入れたコーヒーの粉をくれる。嬉しい。「これ今お配りしてるのでどうぞ。コーヒーの粉です」と言われて渡されるよりも、「おうちでコーヒー飲まれますか?」って最初に聞かれた方が嬉しく感じそう。こちらのことを考えてくれているように思うからだろうか。私も真似してみようと思った。スタバに立つことはないと思うけど、なんか別のことで。

何日にも渡ってこういうことか?と悩んでいた企画案件のミーティングが終わると、脱力してしまってそれ以降全然集中ができなくなる。というか、私は最近、仕事がつまらない。あまりそうは思いたくないけど、つまらないのだ。なぜだろう、と考えながら家に帰る。今日はそれを考えよう、と思う。

夜はホタルイカの炊き込みごはんをセロリとごま油で炒めて焼飯にした。「鎌倉殿の13人」を観ながら食べる。水鳥が飛び立って、川沿いで平家が退陣していくシーン、これ知ってるぞと思ったら、アニメの「平家物語」で入野自由が声をやっていた平維盛が逃げていくシーンだった。「鎌倉殿の13人」では源氏側が、「平家物語」では平家側のことがわかる。今のロシアとウクライナもきっとこう両面があるんだろう。こんなふうに物語にして見せてもらえたら楽だけど、現実はきっと一つの物語なんかには収まらない。でも水鳥が飛び立って平家が引いたということは事実として残ってるってことだ(これだってもしかしたら語り継がれてるだけ?)。人が亡くなったり、アート作品が失われることも事実だ。事実にどんな物語があるかは、誰の視点に立つかで全然変わってくる。

ごはんを食べたら、なぜ仕事がつまらないか考えようと思うけど、お風呂に入って寝てしまった。21時には寝ていた。きっと暇だからつまらないのかもしれない。でも、職場で与えられる仕事が暇だからつまらない、というのは、それこそなんともつまらないではないか、と思う。

今日観たもの「鎌倉殿の13人⑨」、今日読んだもの「ヒポクラテスの誓い(読了)」。