4/14(木) 雨

夜、ごはんを食べたあと、散歩に出かけた。コンビニへ向かう。細かい霧みたいな雨が降っていて、空気が洗われているみたいで、息がしやすい。気持ちがよかった。傘はささないで歩いた。ちょっと寒いけど、それも気持ちがいい。マスクもとって歩いた。

家に帰って、買ってきたビールとヤクルトを冷蔵庫に入れた。いちごのアイスクリームはすぐに食べた(ちょっと溶けていた)。

4/9(土) 晴れ

7時半に起きる。なにか起きることを受け取るためじゃなくて、自分にできることをするために生きてるんだって気持ちで目が覚める。窓を開けて、一番に感じるのが暖かいということだった。もう完全に、春だ。

ずっと気になっていたお風呂場のカビ取りの掃除と、衣替えをする。やればやるほどぐんぐん元気になっていく感じがして、まったくもってコロナ療養中ということを忘れそうになる。やりながら、WEBで「進撃の巨人ラジオ」と「鬼滅の刃ラジオ」を聞く。

顔を洗うと、でも、肌がゴワゴワしている感じがする。悪いものが最後、肌からも出ていこうとしているのかなと思った。あんまり化粧水とかしない方がいいんだろうかとふと思ったけど、いいもんだけ吸い込んでくれる!ということにしておいた。

昼ごはんのあと、脚本をやろうとして机に向かうけど、集中するのが難しい。コロナになるずっと前から、私は頭にモヤが掛かっているような気がしている。この脚本、誰からも求められてない。だからやる気にならないのかなと考えていたけど、よく考えると、誰にも求められていないのに、心のどこかでこれを完成させたい、形にしたいと思っているかすかな自分がいるのも本当なのだ。それがどんな動機なのかまでは知らないけど、そう思う自分のことは大切にしたほうがいいんじゃないか。

4/8(金) 晴れ

布団の中の温度と、毛布のつるつるとした肌触りがすごく気持ちが良くて、朝から幸せな気持ちになる。この気持ちよさを「長い一日」では布団と自分の体温が同じ温度になっている、みたいな言い方で表現していたのだけど、本当にそれ。すんごいしっくりと気持ちよくなる表現だった。布団の中で気持ちいいなと思うたびに「長い一日」のことを思い出している。7時に起きようと思って眠いながらも目を覚ましたけど、気持ちよさに負けて、8時までベッドの中にいた。でもエイヤと起きたら、意外とスッと起きれた。少し前まで、ベッドから出たら寒くてイヤな気持ちになったけど、もう全然寒くないな。朝準備しているときに窓を開けても、全然寒くない、むしろ積極的に開けていきたい。いよいよ、風が気持ちいい季節が来る!

今日はお昼寝もしてしまったし、全体的にやるべきことにちゃんと向き合わなかった感じがして、ずっとおなかの感触が悪い。小さな私が、もっとやりたかった!と言っている。小さな私に、こんなこと言わせない明日にする。

ずっと焼きうどんが食べたかったので、お昼はしなしなになった白菜とツナの缶詰で焼きうどんをつくった。レシピの倍の量の白菜とツナを入れたので、醤油の量も倍にしたけど、ちょうどよかったみたい。

仕事(そんなにしてないけど)のあと、電気をつけないでお風呂に入ったら、頭がスゥっとほぐれていく感じがした。少し現実とは違うところへ行った気持ちになったけど、体を拭くときに電気をつけたら、お風呂場が妙に小さく感じて現実に戻ってきたようだった。

夜映画を観ていたときに、紅茶を飲んだからだろうか、なんだか頭が冴えて眠れない(それでこの日記を書いている)。この紅茶を買ったとき、お店の人に「これ本当に濃いですよ」と言われていたけど、苦い濃さじゃなくておいしく感じた。今までその「濃いですよ」が頭に残っていて、せっかく買ったのになんとなく敬遠して飲んでなかったけど、これからはもっと飲む回数が増えそうだ。

今日観たもの「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」「進撃の巨人(巨大樹の森で、女型の巨人からエレンを救い出すところまで。女型の巨人が泣いていた…!)」、今日聞いたもの「コテンラジオ(ウクライナ特集)」。

4/7(木) 晴れ

昨日は夜の10時にはベッドに入った。コロナだからたっぷり寝ようと思って早く寝ているのだけど、夜中の2時半くらいに目がさめてしまった。あ、もう、こんなに寝なくて大丈夫ってことなんだな、と思った。今日からは、いつもどおりの睡眠時間にしてみようと思う。なかなか寝付けなくて、Wordleとかのゲームをいくつかして、Twitterで #進撃の巨人 で見られるツイートをたくさん観て、たくさんニヤニヤしたらあっという間に5時になってテレビがついてしまった。そして、気づいたら、9時くらいに目が覚めた。カーテンの向こうがとっても明るいのが分かる。今日は、晴れているんだ。起きて、お風呂に入って仕事をはじめた。

今日はミーティングが一つもないので、ひとつの案件の企画のことをずっと考えていた。具体的な企画というより、企画の真ん中になるのはなんだろう?ということをずっと考えていた。他の企業の事例を見たり分析したりしながら、今担当している案件のことを少しずつ深く考えていく。すごく幸せな時間、とても贅沢だな、と思う。こんなにゆっくり、ひとつの案件のことを考えていていいなんて。方向性は2つくらい見えたけど、まだこれは最初のひと堀りだ。もうひとつある、たぶん。明日以降、それを堀りに行こう。家にずっといていいんだから。

お風呂に入って「進撃の巨人」を観ながら(4周目!)、夜ごはんを食べる。今日は、昨日のトマト鍋にごはんを入れて、卵とチーズでとじた、なんちゃってオムライス風おじや。味はします、おいしかった。

ごはんのあと「バットマン ビギンズ」を観た。この間映画館で「THE BATMAN」を観たのだけど、これより断然面白い、という感想。映画館でみた「THE BATMAN」は、スケールこそ大きいものの「あれ、私いま『相棒』観てる?」と思ってしまうほど、刑事ドラマみたいな展開で、大きいのに小さな話を観ているような変な感じがしたのだ。たぶん、サスペンス要素が強かったのと、肌触りが、ジメッとしたヒーローだったんだと思う。ビギンズのバットマンは、人と自分の痛みを分かるウェットなところがしっかりありながら、どこかに太陽のような陽気さが隠れていて、私はこういう肌触りがサラっとした(ギラッではない)ヒーローが好きなんだなと。観客にも分かる形で企んでいたものが、スクリーンの向こう側の敵に発露されて見事やっつけるときは独特の楽しさがある。バットマンは、作戦自体がエンタテイメントなんだな。

今日観たもの「進撃の巨人(女型の巨人が巨大樹の森でエレンを追いかけてくるところまで)」、「バットマン ビギンズ」。

4/5(火) 晴れ曇

昨日の夜は、雨と風の音が面白くてずっと聞いていた。朝5時に起きるつもりだったけど、咳で何回か目が覚めたりして、5時が6時になり、7時になり、結局ちゃんと起きたのは9時だった。カラダはここのところずっと重たい。今日急いでやらないといけない仕事もないし、まあいいかという気持ちがある。

久しぶりに晴れたので、洗濯機を回す。干していた時に、病院から電話がかかってきていた。ちゃんとすぐ出るようにと言われていたので焦る。折り返したらまたかけ直すとのこと。部会中に電話に出ると、やっぱり。PCR検査は陽性で、私はコロナになった。病院で会った先生より、電話の先生の方が優しく感じる。

ずっと気が緩んでいたので、なんだかやっぱりね、という気持ちだ。緩んだところにコロナ氏がどうもと入ってきたのだ。発熱は最初の二日くらい微熱程度で、あとは頭痛。でもそれからあとは、夜少しひどくなる咳とちょっとした喉の痛みと陽気な鼻水という感じで、このままひどくならないなら、私は軽症オブ軽症だ。ワクチンのおかげなんだろうな。

これから4/11まで、私は家から一歩も外へ出ない。自分の気が緩んだからコロナになって、その気の緩みはたぶん私にとっては良いものではないんだけど、でも、このしばらく家から出ない時間も、今の自分には必要なものなのかもしれないと思う。今日家で、何にもやる気がなくて、ぼうっと机について窓から外を見ていると、時間が目に見えるような気がした。わたしにはいま、不安もないし、やる気もない。色々な情報も欲しくない。そんな気持ちだ。ごはんだけは楽しみで、よく食べている。

今日も21時過ぎにはベッドに入る。深く深く眠りたい。

3/22(火) 雨

昨日まで三連休だった。この三連休何をしていたかというと、ずっと「進撃の巨人」を観ていて、他にはご飯を食べるのと眠る以外ほぼ何もしていない。

土曜日の朝、何気なく実写版の「進撃の巨人」を観たら、アニメ版を見たくなった。昔(3年前くらい?)、広島に出張したとき、深夜に「進撃の巨人」をまとめて放送していて、うっかりそれを観てしまったせいで寝不足で仕事に行ったことがあった。その時はちょうど、巨人に食べられたと思ったエレンが、巨人と戦う謎巨人の中から出てきたところまで観ていて、その続きから観ることにしたのだけど、観はじめたら全然止められなくて、日曜日の深夜には今観られるところまでは全て観てしまった。それでも収まらないで、そのあと本屋に行って、漫画のラスト3巻を手に入れてお終いまで一気に駆け抜けた。それから、自分のハートがパラディ島から戻ってきていない。まだ半分巨人たちやエレンのいる世界にいるみたいだ。

エレンのことが大好きになってしまった。自由を求めて猪突猛進していくところも、本当の最後で見せる全てから解放された安らぎも、人類の命より仲間の命を選んだことも、仲間を信じて心臓を捧げたことも。なにひとつブレてないエレン。言葉にすると自分が何に惹かれていたのか分からなくなってしまいそうだけど、とにかくエレンのことを思い出すと胸がギュウっとして愛おしい気持ちになる。私はチョロい。貫き通す主人公のことをすぐ好きになるのである。ついでに書くと兵長も好きです。ハンジさんも好きです。(ていうかみんな好き)

トリップしたような、自分のことなんて忘れてしまうような時間を過ごしたけど、私はこの三日間、何かから逃げてたような気持ちだった。本当に向き合わなきゃいけないことから、エレンたちの世界に逃げているような気持ち。私の現実の世界は、自分の思い通りにいかないことばかりで、それにヘソを曲げるのもダサいから受け入れたふりをして、でも本当は全然納得がいってない。でも今朝、シャワーを浴びていたら不意に思った。エレンたちの世界もそうだけど、世界なんて自分の思い通りにいかないことばかりで、それがデフォルトだ。壁の外出たら巨人に食われるから壁の中にいろとか、ふざけた話だ。それでも「ふざけた話だ」と思う自分の気持ちはたぶん本物で、それを無視して生きると心の中に穴が開く。心の中の穴は無視しても、追い求めると決めて進んでももしかしたらずっと埋まらないものなのかもしれないけど、でもとにかく毎日毎日足掻いて、穴が埋まったりまた空いたりするのを繰り返して生きていくしかないんじゃないだろうか。なんにせよでも、私は要するに暇なんだろう。

三連休で観たもの「進撃の巨人(実写映画)①②」「進撃の巨人(アニメ、観られるところまで全部)」、読んだもの「進撃の巨人(漫画ラスト3巻)」。

3/17(木) くもり

朝しか狙えないと思ったので、昨日の夜洗濯をしたのだった。朝起きたらちゃんとベランダに洗濯物が干してあってしっかり日光を浴びていたので安心する。

起きてすぐ、パジャマのまま仕事する。昨日の夜全部やるつもりだったけど、地震がきたので途中になっていたもの。急な仕事なので、私がお願いする先の人たちにとっても急にやらないといけないことで、お願いすることが心苦しい。私にできるのは少しでも早くわたすことだと思ってやる。

そのあとすぐミーティングだったので、家からテレカンでやって出社。仕事して、後輩の子とラーメンを食べて帰る。

帰りの電車の中で外が濡れてることに気づいて焦る。雨降ったのか!洗濯物は無事か!?と思って急ぐ。ぐっしょりという感じではなかったので、たぶんあんまり振り込まなかった模様。よかった。

ビールを飲みながら、ずっと気になっていた「ブルースブラザーズ」を観る。大笑いする映画だと思っていたので、想像していたよりなんだかシュールで、ブルースに込められた意味を感じる。1980年代に生きていたら、たぶんもっと色濃く感じたんだろう。ひたすら孤児院のためにまっすぐ、しかしそれを重たいことだとも思わずにバンドをやるんだ!と爆進。派手に車を何台も壊しながら淡々と納税するのが面白くて、今までに観たことない感覚だった。世界にはまだまだ、私の想像を超えた映画や世界があってなんかいい。

今日観たもの「ブルースブラザーズ」、今日読んだもの「普通をだれも教えてくれない」。