12/2(水) 晴れ

20代の頃、村上春樹があまり自分に馴染まなかった。翻訳は好きだったんだけど、小説、特に長篇は自分の中になかなか言葉が入ってこなくてちっともどういう話なのか分かっていなかった。それが、最近になって、エッセイを読む機会があり、これが自分の中にスイスイ入ってきて村上春樹という人がとても気になる人になった。そんでいま、彼の小説を長い時間はかかるだろうけど、彼が出版した順に読むというおのれプロジェクトを始めている。今は2冊め、「1973年のピンボール」を読んでいる。今日の朝も読んだ。

今日は、集中力、集中力!と言い聞かせながら書く場所へ向かう。結局何をしていたとしても、集中力を発揮して、それに没頭していさえすれば人間は幸せなんじゃないかと思う。なるべく楽しい気持ちから集中をそらさないように、光太郎と幽霊の学校でのコントのような日常シーンを思い浮かべて、ワードにメモのようなハコ書きを書く。始業時間が近くなってきたけど、まだ続きを知りたい気持ちがあったので、夜もやることに予定する。

そのあとは、19時まで仕事。企画してる最中、私って、これどう?楽しくない?って思えることを企画して、それでそれが通ったらみんなで作って、誰かに届けることができる仕事に就けてるんだよな、とふと思う。脚本家っていう仕事が全てで、それになれなかったら人生つまらないみたいに思ってたときには、そんなこと心から思えなかったな。そのときは、見えなかったけど、結局私がやりたいのって、そういうことなんじゃないか。これ楽しくない?って思えることを企画して、そんで誰かが楽しんでくれることをワクワク期待しながら、仕込んで作る。

夜は、実家でもらったカボチャのぽくぽく煮(高山なおみさんのレシピ)をやってみる。なんでも夏にゲットしてずっと放置してたカボチャらしくちょっと心配してたけど、大丈夫だった。でもやっぱり、皮は硬かったな。

お風呂のあと、物語の水曜日の流れをメモをした。

 

<今日やったこと>

水曜日のハコ書き。光太郎には幽霊である瞬が見えているけど、他の人には見えていない、ということで起こりうるコントを書くような気持ちで、水曜日の彼らに起こることを考える。水曜日の主役は、光太郎だ。そこに放送室を舞台にした呼び出しコントを掛け合わせた。コントというか、コメディ、人を笑わせることを念頭に書くと私は描きやすいみたい。たぶんニヤニヤしながら考えられるからなんだと思う。明日は中身を書いていくつもり。どんなセリフになっていくか、楽しみ。