12/6(月) くもり

ちゃんと早起きをして、カフェオレも湯たんぽも準備して机に向かったけど、結局一文字も書けなかった。何でもない会話、それが書ければいいはずなのに、楽しい気持ちにならない。楽しい気持ちで書けないときは、辛い。なんでこんな苦行を自らやってるんだ?という気持ちになる。楽しくないってことは、神様がお前やめなさい、脚本を書くのは向いてないってことだよと言っているようにも感じる。でも楽しくないってことは、本当にハートからのサインのような気がする。それはやっぱり、間違っているのだ、書くべきものではないんだと思う。やっぱり、これは楽しいぞ、と思えるアイデアに辿り着くまで歩くしかない。なかなか辿り着けないなら、時間をかけるしかないんだ。

 

そんなことを思えるのは今だからの話で、だから朝からテンションが最悪だった。がんばってスタートした朝がうまくいかないことほど、テンションの下がることはない。それからは、心が楽しいと思うことを全部叶えてあげようと思って、自分の中のもう一人の小さな自分(これは私の少女のようなもので、いつだって無邪気に何かを作りたがっているような子)と話をしながら過ごした。朝ごはんを決めるときも、仕事してるときも。私はもう休もうかなと思ってるのに、その子はまだやる!と言ったりするので、まだやることにしたり。もうやりたくないといきなり電池切れ出したりもしたので、その時は自分の電源を切った。そしたら割と淡々とブルーな気持ちに囚われることなく生きることができた。これはいいぞ!

 

夜、ある得意先に向き合う社内チームで飲んだ。はじめましての人同士もまあまあいる中で、とっても楽しくてたくさん笑った。最近の自分はダメダメだとずっと思っているので、普段の仕事ぶりを褒めてもらって、嬉しくなってしまう。自分のしていたなんでもないことを、そんなふうに見ていてくれたんだなと思った。ありがたくて、やっぱり嬉しい。なんだかコトンと、色々がんばろうと思えた。わたしには大笑いすることが、人と気持ちを通わせることが足りていなかったのかもしれないな。

昔、私の大好きな先生に言ってもらった言葉をふと思い出す。「色々がんばんなさい」「自分を手放さないで」