12/7(火) くもりのち雨

昨日の夜たくさん笑ったからかもしれないけど、今日は朝から気分が落ち込んだりすることはなくて、ちゃんと仕事にでかけられた。今日ミーティングがあるもの企画が実は全然できていなかったけど、小さい私によれば「できないものは仕方ないんだから、とりあえずちゃんと考えれば?」とのことだったので、しょぼいものしか出せなくてもそれがいまの自分や、と開き直って企画した。自分ではしょうもないかなこれ、と思っていたけど、意外とちゃんと受け止めてもらえて、言ってみるもんだなあと思うなどする。

今は、お風呂で柿内正午さんの「プルーストを読む生活」を読んでいる。濡れないように気をつけてるけど、ちょっとずつしわしわになっている。分厚い日記だから、全部読み終わるころまでにはとってもしわしわになっているかもしれない!でも、私は日記本をお風呂で読むというのが気に入っている。熱いなぁというのと、あと1日分読みたい!という気持ちがヌルヌル続いていくのがいい。いいことも書いてあった。柿内さんも「この日記を書くことが楽しくなくなったら、すっぱりやめようと思う」と書くことや読むことの基準に「楽しいかどうか」というのをおいていて、やっぱりそうだよね、と思った。楽しいからやるのだ。やっぱり、そうでなくっちゃ。と思ってたら、脱衣所で流しっぱなしにしていたNETFLIXおそ松さんも「目の前の楽しいことだけやればいいんじゃないの?」みたいなことを言っていて、いやいやみなさん気が合いますね、という時間だった。

で、お風呂で顔をシュワシュワ洗っていると、光太郎の目線ではなくて、幽霊の瞬の目線で書き進めてはどうかというアイデアが浮かんだ。目の前で繰り広げられる生徒たちの日常、そこに溶け込んでいる瞬、おかしなことにはツッコミをする根っからのツッコミスト、でも、誰も瞬が見えていない。瞬は、誰にも聞かれないツッコミをしている。歌がしつこく碧に告白するシーンを瞬が実は見ていたところまで考えると、今度は教師のくせに遅刻してチャイムギリギリで登校してくる光太郎の様子が浮かんできた。瞬は唯一自分が見えて話ができる光太郎を待っているのに、彼は遅刻してくるのだ。光太郎はもしかして、辛いんじゃないか、文化祭が近づいてくると、瞬が亡くなったこと、一緒に文化祭で漫才ができなかったことを思い出して、辛くなるんじゃないか。私も辛いときは起きたくなくなる。

この全部は書かなかったけど、最初のシーンだけ書きすすめる。ちょっとだけど、進めた、よかった。