2/9(水) 晴れとくもり

ここ最近ずっと思っていたことだけど、今日目が覚めたときはっきりと「あ、なんか楽しくない」と気づいて、何もしたくなくなった。起きれないのはそのせいだと思うのだ。今日やることが楽しみだったら、たぶん平気で起きれるんじゃないか。やらなきゃとか、未来のために今やるんだ!みたいな気持ちは、私は長続きしない。

それで(?)、思い切って会社を午前休にした。会社の予定で自分の予定が決まるのもなんか違う気がして。それで身支度をして、ペリカンコーヒーにミートドリアを食べにでかけた。いつかの土曜日、昼間からビールを飲みながらミートドリアを食べたことがあって、その時間がすごく気持ちよかったのを思い出して。道すがら、ふと、やまだ紫の「性悪猫」の一節を思い出す。『ぐれようと志して ぐれてみれば きっと立派な よた者になろう』。私は、よた者になりたい、志してなる、よた者になりたい。その意味はよく分かっていないけど、なんとなくそう思う。

ペリカンコーヒーでミートドリアを食べながら、自分の気持ちを整理するために色々メモをした。そうしているうちに、考えている時間がバカバカしく思えてきた。私は、いま、たぶん、ちゃんと、自分にとって正しいことをやろうとしてる。でも理想に思ってる自分と今の自分との距離ばかりみて、遠いなと思って、しょげてただけなのかもしれない。もし自分が一本の樹だとして、それを育てているとき、幻の理想の樹と比べて、まだあんなに遠いと思うより、昨日より少し大きくなれていることを喜ぶ方がいいと思った。少しづつ大きくなっていくその樹はもしかしたら、私が思っていたような高い樹じゃなくて、立派なよた者の樹かもしれないじゃん。高い樹より、幹がふっとくて、おいしい実をみんなにあげられるような、そんな樹に育てたいなと思う。そこまでメモして、私のやる気はまた戻ってきた。

仕事は18時で切り上げて、夜は「青春デンデケデケデケ」の続きを最後まで観る。こんなに泣いちゃう映画だと思わなくてびっくり。大粒の涙がゴロゴロ出てきた。これは、私が知っている種類の青春。抱きしめたくなる全部がこの映画にはある、と思った。でもなんでこんなに自分が揺り動かされたかはわからない。これはチャンス。「青春デンデケデケデケ」にここまで揺り動かされた原因、研究して突き止めたいです。

夕飯は、まぐろとめかぶを和えたの、れんこんのじっくり焼き、おあげと大根の味噌汁、クリームシチュー(残り物ほんのちょっと)、ごはん。