3/1(火) 晴れ

朝、6時に起きる。お昼に食べるおにぎりの用意をして、出かける。

出社前に、脚本をやろうと思ってスタバに入る。始める前にツイッターを開いたら、ウクライナのアーティストの作品が所蔵された博物館が消失したかもしれないというニュースをみて、そしてそのアーティストの絵がこの世の明るいものを全部集めたみたいな絵だったから、涙がボロボロ出てきてしまう。そこにその絵があると知ってても爆弾って落とせるものなんだろうか。その絵だからってことはないけど、それはただの絵じゃなくて、描いた人の気持ちとか見た人の気持ち、これから観る人の気持ちもみんな込められてるものなんだと思う。こんなに明るい絵だからその気持ちもきっと明るい色をしたものだったんじゃないかと思う(本当のところは知らないけど)。それが燃やされてしまったことが悲しい。燃えないで残っているといい。そんなことを考えていたら、私は誰であれ他人が、誰かの自由を奪ってしまうことが本当に許せないと思った。自由に生きることは自由な環境でだって難しいのに、人の生きたい!死にたくない!怖い!って気持ちをダシにしてその人から自由を奪うなんて最低最悪のことだ。人の明るい気持ちをとってしまうなんて、してはいけないことだ。

仕事して帰宅。夜は残り物で焼きうどんをつくる。食べた後「カサブランカ」を観る。物語の本質の勉強シリーズということで。これは自分の大切なもの(通行許可証)を差し出すかわりに、信念に生きるという自分を取り戻す物語だと頭に入れてから観ると、確かにそうだった。昔見た時はとにかくめちゃくちゃカッコよかった素敵な映画という感想だったのだけど、改めて見ると主人公リックの迷い、取り乱すところとか、イングリットバーグマンのあんたどっちやねん!という姿も人間らしくてとてもいいなと思った。ラズロは初志貫徹していて、リックがそれを受けて変わっていくのもわかった。このタイミングで観ると、ドイツ国歌に対抗してラ・マルセイエーズを歌い出すシーンが胸につまる。現在進行形でこういう気持ちの人がたくさんいるんだと思った。きっと、ウクライナにだけじゃない。紛争、弾圧、侵略、そういうのがある全てのところでだ。

疲れて1時過ぎに眠る。クタクタになって寝るのは久しぶりで、少し嬉しい。

今日観たもの「カサブランカ」「ミステリと言う勿れ⑧」、今日読んだもの「長い一日」(読了)「帰ってきた 日々ごはん⑩」(お風呂で)。