12/31(金) 晴れ

実家に帰ってる割には早起きをする。朝起きて脚本の続きを書こうと思ったけど、リビングに降りてしまうと家族がいて書きづらい。後回しにすることにして、昨日頼まれていた掃除をすることにする。

洗面所に並べてあるもう何年も使ってないような、整髪剤とか日焼け止めとかアルコール除菌グッズとかの中身をひたすら空けて捨てていく。わたしが高校生の時に買ったものもありそうな勢い!十何年もそこにいたのか、君たち!そういうのを全部捨てて、鏡を磨いた。それから階段の拭き掃除。蹴込のところも拭いた。階段を掃除するなんて、実家にいても社会人になってからはたぶんしてないから、これも十何年ぶりのこと。階段にホコリかぶった白いところがないのも気持ちがいい。

昼には早めの年越しそばを食べて、なんだか眠くなってしまって横になっていたら、あっという間に夕飯の時間。大晦日の夜はホットプレートで鉄板焼きだった。

紅白見て、藤井風の「燃えよ」に励まされる。2021年は、私にとってすんごくいい年だった。ドラマの脚本を書くなんて仕事ができたから。そしてそのドラマをたくさんの人に受け入れてもらうことができて、その人たちの心に何か残せたと感じることができたから。それって本当にいい年。だから、なんか2022年になるのが、私は怖かった。どれも自分で掴み取ったものじゃなくて、そんなふうに恵まれた仕事をすることができたのは、運が良くて周りのおかげだと思っている。だからなんか、2022年にもそんないいことが起きるなんて思えなくて、それで2022年が来るのを怖い、と思っていた。でも、藤井風は「明日が来るなんて思わずに燃えよ」って歌っていて、私はなんだかハッとした。どんなに運が良くても悪くても、今目の前にあることに燃えてくしか、結局できないよね、と思った。それが難しいことでもあるんだけど!!

来年はそんな年にするんだ、それは運がどうとか関係なくて、私が決めてやることができる。そう思ったらちょっと楽になった。明日は早起きして、自分の部屋でアイロン台出してその上にパソコン置いて書こう。そう思って、「おそ松さん」観ながら寝た。今日は、結局書かなかった日。